いくら頼りがいのある夫でも、苦手なことがあります。
完璧な人間はいません。
力持ちでも、時間にルーズかもしれません。
そういうときに妻は、時間にルーズな夫なら「時間厳守。しっかりしてほしい」と願うでしょう。
また、優しい性格だけれど、口下手かもしれません。
はっきり話さない夫にいらいらを感じ「男ならもっとはっきり話してほしい」と怒鳴りたくなります。
本人が意識して、すぐ改善できるなら、もちろん改善したほうがいいでしょう。
しかし、成人になっても改善できていない点は、体にしっかり染み付いて、なかなか変更ができるものでもありません。
そういうところは、どう考えるといいのでしょうか。
欠点ではなく、個性と考えることです。
「そういう人だ」と思うと、スムーズです。
夫には、夫の育った環境があります。
独自の育ちがあり、結果として「そういう個性」へと育ちました。
それに、いいも悪いもありません。
「そういうものであり、そういう性格になったのだ」と思います。
夫の気になる癖は「個性」と考えるようにしましょう。
すると、かわいらしく感じてきませんか。
今までは、悪いところにいらいらしていたのに、欠点を個性と考えるようになると、急に夫が愛らしく思えてきます。
苦手な部分も欠点も弱みも、すべて夫の個性です。
評価をする必要がありません。
そういう部分は、まるごと包み込んで受け入れるのです。