健康状態は、なかなか自分では客観視できません。
夫が多忙な仕事でストレスを抱えていても、わからないことがあります。
ストレスを抱えているときには、自分では気づかないものです。
疲れすぎていると感覚が麻痺してしまうので、気づけません。
そんなとき、いつも夫と一緒にいる妻なら「いつもとは違う夫の様子」に気づくことができるはずです。
これは医者でもできません。
医者は体のチェックをして治療するだけです。
しかし、普段の夫を知っている妻は、いつもの様子を熟知しているからこそ、わずかな変化にも気づけます。
「いつもより表情が暗いなあ。どうしたんだろう」
「いつもより顔色が悪い。疲れがたまっているのかな」
「いつもより目が充血している。目を酷使する仕事があったのかな」
夫がいつもどおりかどうかは、妻だからこそできることですね。
普段の夫とは違う表情・声・姿勢などの変化から、傾きかけている健康状態にいち早く気づくことができるはずです。
そういうときには、次のように話しかけてあげましょう。
「最近、顔色が悪いわよ。大丈夫?」
すると、夫ははっとします。
妻からの的を射た一言で、自分は今ストレスを抱えていることにようやく気づけるからです。
夫は、妻のストレートな言葉から自分を振り返ってチェックできます。
その一言で、崩れつつある健康状態を知るきっかけになります。
夫はすぐ有給休暇をとって休暇を取るような措置ができるでしょう。
倒れてからでは遅い。
倒れる前に気づくことが大切です。
気づくためには、妻からの鋭い一言が必要です。
妻ができることは、夫が疲れているなとわかれば、栄養豊富な献立を作るようにメニューの変更ができます。
お風呂の温度の調節などもできることでしょう。
寒い冬場なら、夫の帰宅時間に合わせて、あらかじめ布団を温めておくこともできるはずです。
最も身近にいるパートナーだからこそ「鋭い診断」と「適切な管理」ができるはずです。
最も身近にいるパートナーだからこそ、夫の健康に関しては遠慮のない意見を言うべきです。
特に女性は、そうしたセンスや変化は、男性以上に敏感なセンサーがあります。
その女性らしい鋭い感性を十二分に活用し、メディカルチェックに生かしていきましょう。
そうした意味では、妻は医者以上に優れた専門医なのです。