話も合う。
趣味も合う。
価値観も合う。
1つの夫婦の理想的な形ですね。
これといった大きな問題もなく、さぞうまくいくことでしょう。
事実、カップルの多くは、価値観が似ているもの同士が大半です。
たしかに「一致」は素晴らしい。
しかし、素晴らしいと感じるものが「一致」だけとは限りません。
事実、世の中、似ている者同士の夫婦ばかりかというと、そうではありません。
夫婦で合わない点が多いにもかかわらず、うまくいっている夫婦も大勢います。
自分とは合わない部分があることも、素晴らしい夫婦の形です。
世の中では一般的に「合うからいい」と考える風潮にありますが「合わないからこそいい」と考えてみましょう。
そういう考え方を、あなたがもてるかどうかです。
パートナーと、趣味も考え方も価値観も違うというのは、実はチャンスです。
合わないパートナーから、さまざまなことを学べるはずです。
映画を一緒に見に行って、夫の感想と妻の感想が一致しなくてもいい。
どちらの感想も、お互いが受け入れることができれば「なるほどね」と思えば、豊かさは2倍になります。
趣味に違いがあってもいい。
夫は将棋であり、妻はテニスなら、それぞれが教え合えばいいでしょう。
夫と妻とで考え方が異なれば、お互いの視点が異なっているということです。
大きな考えの偏りを防ぎ、お互いの理解の促進に役立ちます。
旅行で行きたい場所も、夫と妻とで異なれば、両方いけばいい。
すべての不一致は、豊かさに変わります。
たしかに「一致」も素晴らしいが「不一致」も素晴らしいということです。
相手と自分とで趣味が異なれば、お互いがうまく教え合ったりして、刺激し合えばいい。
もちろんこれらは夫婦お互いの同意が前提です。
パートナーが嫌がることを無理に誘うのではなく「こういうのはどう?」と尋ねたり「一緒にしよう!」と軽く誘ったりしてみましょう。
大切なことは、あなたが相手と合わないことに対して、価値観を持つかどうかです。
「合わないから嫌だ」と思うのではなく「人生を2倍楽しんでやろう」という前向きに考えましょう。
お互いに乗り気になれば、きっとうまくいきます。
パートナーとたくさんの不一致が見つかれば、にやりとしましょう。
楽しみや喜びも、2倍に増えるということです。
今まで悩んでいた夫婦間の不一致が、180度変わり、喜びへと変わるのです。