執筆者:水口貴博

子どもがすくすく成長する30のしつけ

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喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。

喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。 | 子どもがすくすく成長する30のしつけ

「喧嘩は、最初に手を出したほうが負け」

これは、私が親から教わったことでした。

幼いころからいつも言っている口癖です。

そういう両親の教えがあってか、喧嘩らしい喧嘩をしたことはありません。

私が記憶するかぎり、最後に友人と殴り合いの喧嘩をしたのは、幼稚園のときだと思います。

それ以来、友人と言い合うことはあっても、殴り合いまで発展したことはありませんでした。

「喧嘩は、最初に手を出したほうが負け」という親からの教えが、どこか潜在意識にあります。

殴り合うような喧嘩をしなかったのも、親からの教えのおかげです。

いかなる喧嘩でも、初めに手を出してしまえば、その人が悪い。

手を出す喧嘩は、絶対によくありません。

子どもとはいえ、道具を武器にして喧嘩をすれば、取り返しのつかない大けがを相手にさせてしまう可能性があります。

子どもにしつけるべきことは、とにかく相手に危害を加えないということです。

喧嘩はしてもOKです。

自己主張をすることは大切なことです。

いけないのは、手を出すことです。

「言い合い」まではOKですが「殴り合い」はNGです。

子どもにはできるだけ早く、どんなに言い合いはしてもいいが、手を出すのだけはいけないと教えることです。

手を出したほうが喧嘩に勝つのではありません。

手を出したほうが喧嘩では負けます。

大人の世界はそういうものです。

子どもでも、早くから大人の世界のルールを教えることです。

大人の場合、手を出したらそのまま警察行きです。

相手にけがを負わせることは、どんな場合でも悪いことなのです。

子どもがすくすく成長するしつけ(19)
  • 喧嘩をしても、手を出すのはやめる。
一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。

子どもがすくすく成長する30のしつけ

  1. 自由奔放は教育ではない。
    きちんとしたしつけを施すのが親の努め。
  2. 子どもへのしつけは、常に親が先行する形を取る。
  3. 食べたものは後片付けをさせるよう、しつける。
  4. 「勉強しろ」という親こそ、勉強をする。
  5. 歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。
  6. お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。
  7. 言い訳をしない癖をつけ、反省を促そう。
  8. 整理整頓の基本は、実にシンプル。
    「使い終われば、元の場所に戻す」
  9. 品行方正のある親からは、品行方正のある子が育つ。
  10. 子どもは、親が考えるよりはるかに怯えやすい。
  11. 父と母の教育論は、違っていて当然。
  12. 時には、夫婦喧嘩も必要。
    大切なことはきちんと仲直りすること。
  13. 子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。
  14. 子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。
  15. 子どもからの難易度の高い質問には「調べて教えてほしい」と答えればいい。
  16. 面倒見のよすぎる親は、子どもから失敗する機会を奪っている。
  17. 意味もなく、子どもにお金を与えない。
  18. 子どもにトイレ掃除をさせると、トイレをきれいに使うようになる。
  19. 喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。
  20. 一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。
  21. 靴とはいえ、侮れない。
    脱いだ靴で、人間性まで判断されてしまう。
  22. できなかった部分より、できた部分を見て褒める。
  23. 10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。
  24. 子どもにも家族運営に参加させる。
  25. やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。
  26. 外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。
  27. 子どもに求めるべきは、速いかより、できるか。
  28. しつけが必要なのは、子どもより、親のほうかもしれない。
  29. 親子の仲とはいえ、閉まっているドアを開けるときにはノックをする。
  30. しつけは弱くても問題ない。
    むしろ、しつけが厳しすぎて非行に走るほうが多い。

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