「勉強と遊び」
子どもにどちらが好きかと言えば、当然「遊び」を選ぶ返事が返ってきます。
初めから勉強が好きな子どもは、なかなかいるものではありません。
勉強より、外で遊びたいと思うのが子ども心です。
しかも、親が「勉強しなさい!」と口うるさく言いますから、余計に勉強が嫌いになる悪循環。
あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。
子どもに「勉強しろ!」と言っても、なかなか素直に聞きません。
そんなとき、あるパターンがあります。
子どもに「勉強しろ! 勉強しろ!」と言う親に限って、自分が勉強していない。
勉強しない親の言葉だから、説得力がなく、子どもは言うことを聞きません。
ここがしつけの難しいところです。
では、どうすればいいのか。
親が勉強をすればいい。
自分の好きな本を買って、子どもの前で読書をしている姿を見せます。
「勉強は楽しい。面白い。刺激的だ」
そういう勉強を楽しんでいる姿を見せます。
見せつけるように見せて結構です。
親が勉強を楽しんでいる姿を見せることで、子どもも「勉強は楽しそうだ。自分も勉強がしたい」という気持ちになります。
もちろん親が勉強によって豊かになっていく姿を見せれば「勉強は面白いよ」という言葉にも説得力がつきます。
「勉強すると将来、楽になるよ。面白い。勉強も遊びと同じ」
そういう親の言葉も信用してくれるようになります。
「そうか。勉強すればもっと人生が明るくなるのだな」と思い、親につくように勉強がしたくなるのです。