夫婦の喧嘩は、悪いことではありません。
喧嘩をすることで、本音を出し合えます。
それも大喧嘩こそ、本音が出し合える。
大切なことは仲直りです。
きちんと仲直りさえできれば、以前より深い仲に発展させることができるはずです。
ただし、1つ守っておきたいことがあります。
どんな喧嘩であろうと、子どもの前では夫婦喧嘩をしないということです。
「お友だちと喧嘩をしてはいけません」と言っている親が喧嘩をしていると、子どもはどう思うでしょうか。
「なんだ。自分こそ喧嘩をしているではないか」と幻滅されてしまいます。
喧嘩をしているのが幼く見えるように、喧嘩をしている親を見て、子どもは気を落とします。
父と母がいがみ合っているところは見たくない。
いつも夫婦喧嘩をしていると、子どもは悲しくなります。
大切な人が怒ったり泣いたりしていると、子どもも情緒が不安定になります。
それは心の健康にも悪い影響を与えます。
喧嘩をしている父や母を見て、子どもはいつも不安になり、元気がなくなります。
喧嘩は、子どもに見せることではありません。
夫婦で喧嘩をするなら、子どものいない場所や時間にしましょう。
2人きりになれる場所ならいいでしょう。
誰も聞いていないので、言いたいことが言えることでしょう。
親は、そういう心がけをしましょう。