執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

18

子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。

子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

私は昔から、発明や機械などに興味を持っていました。

特に衝撃を受けたのは、アニメ『キテレツ大百科』でした。

このアニメには、さまざまな発明品が登場します。

壁をすり抜けられる道具。

光を照らすと物を大きくしたり小さくしたりできる特殊な懐中電灯。

人間のように動き回るロボットです。

テレビを見て、まだ興奮が冷めやらないうちに、アニメで見聞きした内容を祖父に一生懸命話したことがあります。

とにかく興奮していましたし、話を誰かに聞いてもらいたかった。

すでに夜中でしたが、一緒に布団の中で寝ながら、祖父に話を聞いてもらいました。

登場人物の名前や、アニメで登場する発明品の名前は覚えていませんでした。

「なんか土の中に潜るものを作っていたよ」

「懐中電灯みたいなので照らしたら、物を大きくしたり小さくしたりできるのが出てきた」

「人間みたいなロボットが出てきたよ」

抽象的な表現が多いですが、とにかく興奮のままに、アニメの中で登場したことを次々話しまくったことを覚えています。

すごく支離滅裂な話だったと思います。

祖父は早く寝たかったかもしれません。

しかし、30分くらい一方的に話していた私の話を、祖父は「うん。そうか。すごいな」と言いながら聞いてくれました。

話している私ですら、話の途中がめちゃくちゃになっていることに気づいていたくらいです。

祖父も私の話をよくわからなかったに違いありません。

しかし、いまだにそのときのことを覚えています。

祖父が私の話を一生懸命に聞いてくれたことが、なぜか無性に嬉しかった。

「話を聞いてくれる」というのは、愛されていると感じる瞬間です。

注意が自分に向けられているということが感じられるからです。

子どもは毎日が新しいことの発見です。

その発見したり、できるようになったりしたことを、誰かに話したいと思います。

そんな話を聞いてあげられる親になりましょう。

子どもはきっと喜ぶに違いありません。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(18)
  • 子どもの話を、しっかり聞く。
子どもはお手伝いによって、成長する。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

同じカテゴリーの作品

2:51

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION