兄弟や姉妹など、子どもが2人以上いる場合があります。
3人も4人もいる家庭もあるでしょう。
子どもが何人かいれば、自然と発生する問題があります。
「接し方の偏り」です。
甘えてくる子には、親も多めにスキンシップをしたりコミュニケーションを取ったりします。
しかし、おとなしい子には、自然と冷たく接してしまいます。
おとなしい子を見て、そっとしてもらいたいのだろうと思う。
手がかからない子を見て、行儀がよくて助かると思う。
ちょっと待ってください。
まだ幼い子であるにもかかわらず、甘えてこないのはおかしいと思いませんか。
「おとなしいから」「手がかからないから」という理由で、そっとしてもらいたいのだろうと思うのは早合点です。
親は、話しかけにくい態度や雰囲気を出していませんか。
おとなしい子は、忙しい親に気を使っているのかもしれません。
子どもは甘えたくても我慢をしているのかもしれません。
小学校に上がる前の子どもが、親に甘えないはずがありません。
もっと親に甘えたいし、たくさんスキンシップを取りたいと思います。
親はできるだけ、すべての子どもに平等に接することが大切です。
たいてい子どもから甘えてきますが、おとなしくて手がかからないとはいえ、ほうっておかないことです。
おとなしい子には、親のほうから「甘えてもいいよ」と優しく接していきましょう。
手がかからない子でも、ほうっておくのではありません。
触れ合いが減っているなら、増やしていきましょう。
兄弟・姉妹で偏りがちな、スキンシップやコミュニケーションのバランスを整えるのです。