幼児期は、愛情をいっぱい注ぐ時期です。
たくさん注ぎすぎてしすぎることはありません。
もちろん甘やかすのはいけませんが、甘えさせるのはOKです。
子どもが泣けば、抱っこして慰めてあげましょう。
頑張ったときには、たくさん褒める。
つらいときには、慰めてあげる。
子どもには、親から愛情を受けることほど幸せを感じることはありません。
スキンシップをしたり、褒められたりして、次第に成長します。
「子どものころから甘えさせると習慣になる」という人もいますが、そうではありません。
習慣にはなりません。
子どものころに甘えさせ、十分な愛情を注ぐことで、強くなります。
なぜでしょうか。
親からいっぱいの愛情を受けると、子どもは自信と安心を感じるからです。
「自分は親に守られている」という安心。
「自分にはいざというときに親がいる」という自信。
この2つがあれば、子どもは「少し新しいことに挑戦してみようかな」という気になります。
やる気や勇気が、自然に湧いてきます。
子どもは、じっとできないほど冒険心にあふれています。
いくら冒険とはいえ、新しいことに挑戦するためには、保険をかけておきたいと思います。
親からの愛情を受けることで得られる「安心と自信」が土台になり、新しいことに挑戦しようと「やる気」や「勇気」が湧きます。
親からの愛情が、子どもの成長を促すポイントです。
まず親は、子どもを徹底的に安心させてあげましょう。
成長を促そうと冷たくあたるより、温かく接するほうが、はるかに成長します。
親からの愛情を受けた子は、成長が遅いどころか、むしろ早くなるのです。