思いもよらないような動きをするのは、幼児の得意技です。
大人は分別があるので、当たり前だと思っても、子どもたちはとんでもないことをする場合があります。
そこで注意したいのは「ちょっとだけ目を離す」ということです。
目を離した一瞬ですら、何をするのかわからない。
たとえ、クリーニングを取りに行くときに、車の中でほんの3分間だけ待たせようとします。
そのくらい大丈夫だろうと思いますが、実際はどうでしょうか。
そのわずかな間に、車のキーを回して、発進させてしまうかもしれない。
子どもだからこそ、絶対にないとは言い切れません。
注意したいのは、だんだん目を離す時間が長くなってしまうことです。
「1分だけ目を離して大丈夫だったから、3分くらいでも大丈夫だろう」と思います。
さらに惰性心が働き、5分となり、10分となり、いつの間にか30分へと気が緩んでしまいます。
ちょっとだけ目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
幼児期を卒業し、小学生くらいになればまだわかります。
小学生くらいになれば、ある程度分別がついているので、目を離す時間を長くしてもいいでしょう。
しかし、まだ幼児期は安心できる時期とは言えません。
手足の運動神経は、まだまだ未発達です。
ほんの気の緩みが、一大事を招くことになるかもしれません。
大変な時期ではありますが、手足がきちんとして、ある程度分別がつく時期になるまで、保護や監視をする必要があるのです。