子どもたちにとって一番安心できるのは、どこかご存じですか。
自分の部屋でもベッドの上でもありません。
親の肌に触れている瞬間です。
たとえば次のような経験はありませんか。
子どもを抱っこしていると、いつの間にか寝ていた。
おんぶをしていたら、いつの間にか寝ていた。
膝の上で座らせていると、いつの間にか眠っていた。
幼い子を育てていると、一度は経験があることでしょう。
なぜ、自然と眠りについてしまうのかおわかりですか。
安心するからです。
親の肌に触れていると、安心して、急激な眠気が襲ってきます。
どんなにふわふわのベッドも、親のおんぶや抱っこにはかないません。
子育てとは、子どもを笑わせたり喜ばせたりするだけではありません。
子どもを安心させることも、大切な子育ての一環です。
安心させるためには、難しいことは不要です。
子どもをおんぶしたり、抱っこしたり、膝に乗せたりするだけでいい。
「お父さん、お母さんが守っているよ。大丈夫だよ。安心してね」
幼児の時期は、親と子が直接触れ合う機会を増やしていきましょう。
スキンシップをすることで、子どもは安心感を抱くと同時に、親から子へと愛情を伝えることができるのです。