1日の終わりといえば、温かいお風呂です。
仕事や学校で一生懸命にやった後の、お風呂はまさに格別で天国のようですね。
体が温まって汗をかけば、疲れも取れ、安眠にもつながることでしょう。
さて、スリムな人は、お風呂上りに信じられない習慣があります。
体がしっかり温まり、お風呂から出ようとする直前に、なんと「水」をかぶります。
それもできるだけ冷たい水をかぶろうとします。
お風呂でしっかり汗をかいて温まった体ですが、水をかぶれば台無しのように思えます。
「せっかく温まった体なのになぜ?」
そう思うのも無理はありません。
理由は、あなたもそうしてみればわかります。
これは体感したほうがよくわかります。
水をかぶった直後こそ寒いと感じますが、数分後には不思議な感覚を得るはずです。
だんだん体が温まってきます。
冷たい水をかぶれば体が冷えそうですが、なぜでしょうか。
これは、冷たい水をかぶったことで、冷たさに耐えようと体が発熱するためです。
人間の体には「ホメオスタシス」と呼ばれる恒常性機能があります。
体を一定の温度に保とうとする機能のことです。
個人差はありますが、人の体温の平熱は36.5度前後です。
これ以上冷えても、逆に温まっても、体の機能に支障を来します。
そのため、体は常に36.5前後の体温を維持しようとさまざまな反応を見せます。
たとえば、熱いときに汗が出て、体を冷やそうとします。
逆に寒いときには、体をぶるぶる震えさせたり、あるいは発熱量を上げたりして、寒さに対抗しようとします。
お風呂上りに水をかぶるのは、この発熱量を上げて、基礎代謝を低下させないという工夫でした。
これを日々の習慣にすれば、基礎代謝の低下を防ぐことができスリムな体型を維持できます。
それが、お風呂上りに水をかぶる習慣だったのです。