あなたが、おやつを選ぶ基準は何ですか。
おやつはおいしくて食べますから「おいしさで選ぶ」のは当然の基準でしょう。
ほとんどの人が、そう答えるはずです。
しかし、ここがポイントです。
ケーキやクッキー、チョコレートなど、やみくもにおいしさでおやつを選ぶと、当然カロリーの高い物を選んでしまいがちです。
それも油分が多く、健康にもよくありません。
しかも食べ始めると、あっという間になくなります。
ここが大切な点です。
私はいつも、ひとひねり加えたおやつを選ぶようにしています。
「なかなかなくならないおやつ」です。
「あっという間になくなるおやつ」ではなく「なかなかなくならないおやつ」を基準にして選んでみましょう。
そのためには「食べるのにいかに手間がかかるか」が大切です。
手間がかかるほうがゆっくり食べることになり、食べすぎを防ぐ効果があるからです。
おやつを楽しむ時間が何倍も長くなります。
やはりおやつは、おいしさをできるだけ長く味わいたいですよね。
たとえば、皮付きのくりです。
「皮付き」というのがポイントです。
食べるためには、まず皮をむく必要があり、手間がかかります。
しかし、その手間がいい。
一つ一つゆっくり味わうことができ、食べるスピードが遅くなります。
くりには食物繊維やビタミンBも豊富に含まれているので、健康にもいい。
ちなみに私がよく食べるおやつは「枝豆」です。
枝豆は野菜に分類され、おやつとは言えないかもしれませんが、枝豆が大好きな私には十分おやつの代わりになります。
ほのかに塩味が利いた枝豆は、1粒1粒をゆっくり食べれば、時間がかかります。
量も多いので、なかなかなくなりません。
そのため、おいしさをより長く、より深く味わうことができ、おやつタイムが充実します。
大切なことは、食事の時間が長くなればいい。
また、ささいな工夫で「なかなかなくならないおやつ」に変えることもできます。
たとえば、パイナップルを食べるとき、わざと小さく切ります。
大切りにするのではなく、親指程度のように小さく切れば、食べる時間が長くなるのです。