大きな夢を持ち、達成することが必ずしも素晴らしいとは限りません。
もちろん大きな夢を否定しているわけではありません。
結果として、金メダルや世界一などの夢が達成できていれば、素晴らしいことです。
しかし、自分のすべてを最大限に生かした状態なら、十分に成功できたと胸を張れます。
「達成できた夢が大きいのかどうか」は、関係ありません。
「自分を生かしきるかどうか」の違いです。
人にはそれぞれ、多くの違いがあります。
生まれの違い、育ちの違いをはじめ、個性の違い、性格の違いなど、数を上げれば切りがありません。
違うものがたくさんありますから、得意とするものにも違いがあり、達成できる夢にも違いがあって当然です。
達成できる大きさ、達成できるまでの時間なども、違いが出てきて当たり前のことです。
大きな夢が素晴らしいというのは、まったく論点ではありません。
一部上場の社長とオリンピックの金メダリストのどちらが素晴らしいかは、関係ありません。
一流ミュージシャンと一流作家のどちらがすごいかは、関係ありません。
そもそも土俵が違います。
たしかなことは、それぞれが自分の力を十分に発揮したということです。
土俵は違っていても、自分が持っている資質や才能を十二分に発揮して、大きな仕事を成し遂げたということに変わりありません。
自分を十分に最大限に発揮できれば、それで成功です。
他人の夢の大きさと比べないことです。
比べると、妬みや恨みが生まれ、夢実現への集中力がそれます。
本当に夢を実現できる人は、そもそも他人との比較はせず、過去の自分と比較をします。
つまり、自己成長に重点を置いています。
そういう生き方をすることです。
まず、自分の成長に感動するのです。