私は今、この瞬間が一番幸せです。
そうなるような夢を掲げていますし、そうなるような工夫を凝らしています。
本を書くために多くの書物を読んだり、多くの経験をしたりして、教養を身につけます。
お気に入りの辞書は「広辞苑」です。
わからない言葉が登場したときには辞書を引いて、意味を調べます。
次第に教養を身につけていきます。
身についた教養で文章を書くときに、何物にも代えがたい、幸せに包まれます。
私は元来、文章を書くことが好きな性分です。
好きな時間に、好きなように書いている、まさに今が幸せです。
もちろん1冊を書き終えた瞬間も幸せです。
しかし、書いている最中も幸せです。
そのため、毎日がまったくもって好きなこと、楽しいことばかりです。
「そんなことでいいのか」と思うかもしれませんが、そんなことでいい。
そういうことをしていないと、そもそも継続はできません。
努力・我慢・辛抱・忍耐で夢に向かっていると、進むにつれて疲れます。
しかし、楽しさ・嬉しさ・喜びで進んでいると、進むにつれて元気になります。
夢を追いかけた結果は、逆になります。
大きな夢の達成には、数十年にも及ぶ継続と膨大な体力が必要です。
多くの人たちは、夢の達成ができたときに幸せになれるような夢の描き方をしています。
そもそも、そういう夢の掲げ方が、実現を困難にさせています。
努力・我慢・辛抱・忍耐で夢に向かっていると、進むにつれて疲れるからです。
体力のある若いうちは続くかもしれませんが、いずれ疲れ果てて立ち止まって、諦める日がやってきます。
「体力勝負」で夢を追いかけるのではありません。
「喜び勝負」で夢を追いかけます。
進めば進むほど、元気になる夢を描き、途中過程に幸せを設定します。
進めば進むほど元気になりますから、長続きします。
毎日、好きなことばかりして楽しむ。
気づけば、知識・教養が身につき、夢が達成されていた。
そのほうが、はるかに豊かです。