アマチュアは、ある程度成果が出れば、現状に満足し始めます。
アマチュアとはいえ、実力はあります。
手にしている名誉、地位、肩書などを得られることでしょう。
もちろんお金もです。
持てば持つほど「手放したくない」という欲求が大きくなります。
「手に入れたい」という欲求より「失いたくない」という欲求のほうが強くなります。
写真を撮るまでは、失うのが怖くありませんが、1枚でも思い出の写真ができると、急に捨てにくくなります。
執着心が出てきます。
写真に限った話ではなく、お金も名誉も地位も肩書など、すべてそうです。
所有するものが多くなればなるほど、失うのが怖くなります。
当然、輝いていることほど、捨てにくいです。
どうなるのかというと「保守的」になってしまいます。
攻撃より、防御に力を入れ始めます。
新しいことに挑戦することが怖くなり、守るばかりになります。
改革に向けた仕事は控えるようになり、失敗しないような無難な仕事を選び始めます。
現状維持をし始めると、それ以上の成長は見込めません。
保守的になるということは、挑戦をやめてしまうことです。
現状維持には、成長も向上もないということです。
新しいことに挑戦しなければ、新しい刺激がなく、成長も得られません。
成長が停滞してしまうのは、保守的になるのが原因です。
こうなると、永遠にアマチュア止まりです。
しかし、プロは違います。
プロは、常に自己成長を求めます。
ある程度のリスクを覚悟で、挑戦し続けるのがプロです。
知識や技術などの向上に、余念がありません。
新しいことに挑戦するからこそ、新しい刺激が得られ、成長ができます。
もちろん挑戦することで失敗し、何かを失うこともあるでしょう。
それでも挑戦し続けるのが、最も安定です。
挑戦するのをやめたら、誰かに追い抜かれるからです。
大勢の人が「われこそ一番!」と思い、必死になって争っています。
足を止めたら、すぐ抜かれます。
それが勝負の世界です。
だからプロは、プロでい続けるために、挑戦だけは忘れません。
見るのは前だけであり、後ろは振り向かないのです。