誰でも、初めから完璧な人はいません。
しかし、できるだけいい結果を出すためには、100パーセントに近づけるという努力は必要です。
100パーセントへは、クレームの内容を反映させていくことで、次第に近づけていけます。
もし、経営者がお客さまからのクレームに耳を傾けなくなったら、失墜の始まりです。
お客さまからのクレームは、悪いところを直してほしいという訴えです。
「値段が高い」
「サービスが悪い」
「もっと営業時間を長くしてほしい」
クレームとはいえ、実現の難しい批判内容もあることでしょう。
たしかにクレームを言われれば、誰でも気分を害します。
耳をふさぎたくなります。
無視をしたくなります。
しかし、クレームで報告される内容をほったらかしにしていると、事態はさらに悪化します。
1人のお客さまが不快に感じたことは、ほかのお客さまも同じように感じているはずです。
要望は後回しにしてもいいですが、クレームだけは後回しにしてはいけません。
むしろ、最優先です。
悪い評判は、すぐ広がります。
印象が悪くなれば、店に足を運ばなくなってしまうのは時間の問題です。
そうなってからでは遅いです。
手遅れになる前に対処して、改善しなければなりません。
クレームに耳を傾けるかどうかは、会社の存続に関わる姿勢です。
クレームが1つでもあったら、今すぐ改善に取りかかることです。
たとえ、厳しい批判でも、経営者は耳を傾けることが必要です。
その改善が、100パーセントに近づく近道になるのです。