プロもアマチュアも、どちらも読書をよくしています。
どちらも、勉強家です。
しかし、読書の仕方には、アマチュアとプロとで大きな差が見られます。
プロは、座って本を読みません。
立ちながら、本を読んでいます。
座って読書するほど暇ではないので、仕方なく立ちながら本を読んでいます。
二宮金次郎がなぜ優秀になれたのかというと、仕事をしながら本を読んでいたからです。
読書は、座らなくてもできます。
実は、座って読書をしていると、時間の無駄が発生します。
座っている時間には、別のことができなくなるからです。
二宮金次郎は、まきを運ぶ時間に何か別のこともできないかと考え、読書を思いつきました。
まきを背負い、立って歩きながら、数多くの本を読みました。
そうすることで、仕事と読書を同時に進めました。
アマチュアは、仕事の時間と読書の時間が別々です。
仕事が終わってから本を読み、本を読み終わってから仕事を再開します。
そのため、より多くの時間を要します。
しかし、プロは、仕事と読書を同時にしています。
同時にしているので、時間が短縮できます。
その差が、アマチュアとプロの差になっています。
「本を読む時間がないんです」と不満を漏らす人がいます。
忙しいのは、みんな、同じです。
そこで愚痴を言うのは、普通です。
そういう人は「本とは座って読むものだ」と思っています。
そういうまったりしたスピードでは、プロにどんどん差をつけられます。
忙しいなら、忙しい仕事をしながら本を読めばいい。
読書は座らなくてもできます。
二宮金次郎のように、歩きながら読書もできます。
プロは電車で移動しながら、本を読んでいます。
電車の中で読みにくいと思うかもしれませんが、電車で読むほうが頭の中に入ります。
仕事をしながら本を読む人が、プロになれる人です。
わずかな時間とはいえ、つなげれば、大きな読書時間になるのです。