ときどき、自分の知っている勉強情報を、他人に教えない人がいます。
たまたま、自分が見つけたわかりやすい問題の解き方、考え方、ためになる参考書、重要な受験情報などです。
大切な情報をほかの人に教えると、ほかの人に真似されてしまい、おいしいところを持っていかれるような気がします。
教えた人の成績が上がってしまい、逆に自分の順位が下がってしまうという不安があるからです。
もし、同じクラスで成績を競い合うとき、たしかにほかのクラスメートの成績が上がれば、逆に自分の順位が下がってしまいます。
しかし、それでも、情報共有はしたほうがいい。
クラスメートや友人を「敵」と考えるべきではありません。
仲間と考えます。
ほかの人に負けてたまるかと、自分が知っている情報は他人に教えず、独り占めしていては、試験に合格できません。
むしろ、自分の知っている情報は、どんどん仲間と共有し合うことで、結果として自分の成績もよくなります。
友人関係も向上して、成績も上がるようになります。
積極的に、友人ともノートの交換をして情報共有をしましょう。
クラス内で競っても、情報共有することでお互いに成績が上がれば、クラス全体のレベルが上がります。
たとえ、自分の知っている情報をクラス内で共有して、自分の成績が多少落ちたとしても問題ありません。
クラス全体の成績の平均値が上がっているだけです。
仲間意識も向上して成績も上がり、クラスの雰囲気がよくなれば、さらに情報共有が進むことでしょう。
たとえば、友人の使っているノートを見せてもらって、勉強の参考にします。
黒板の説明を書ききれなかったときには、友人からノートを借りて、コピーをさせてもらいます。
またあなたも友人が困っているときには、助けるようにしましょう。
特に共通試験や大学受験など、全国レベルの大規模な試験ほど、自分一人の情報収集では限界があります。
多くの人からの有用な情報を集めて試験に立ち向かえば、有利な状態になります。
たくさんの仲間からの情報収集で、あなたの成績は必ず上がります。