勉強ができる人は、パンより、ご飯を食べます。
「パンとご飯? それは勉強に関係するのか?」
大いに関係します。
ポイントは、噛む回数です。
パンとご飯を比較すれば、消化の悪いご飯のほうが、噛む回数が多くなります。
噛む回数が多ければ、それだけ脳への刺激も増え、脳が活性化されます。
頭の回転がよくなり、勉強もはかどります。
また、パンはすぐ血糖値が上がりますが、下がるときには一瞬です。
血糖値の上下も激しいので、取り急ぎ空腹を満たすにはいいのですが、食べて数時間後にはまたおなかがすき始めます。
パンよりご飯のほうが、血糖値の上昇が緩やかであるため、腹持ちがいい。
勉強のできる子ほど、親子間の仲がよいものです。
親子の仲がどこで育まれるのかというと、やはり「食事の場」です。
母は食事に、パンよりご飯を選び、みんなでゆっくり噛んで食べます。
家族と食事をするときも、テレビは消して、親子の会話を楽しみます。
親子の会話があれば、テレビ以上に、豊富な刺激の時間になります。
父・母・子が、お互いの近状を話し合いながらする食事のほうが楽しく、親子間の結束もよくなります。
パンが主食だと、噛む回数も少なく、すぐ食事が終わってしまうでしょう。
ご飯をおかずと一緒に食べて、家族と会話をゆっくり楽しむほうが、多感な時期の子どもにとって、心の成長の時間となるのです。