勉強道具の基本は「ボールペンと紙」です。
「鉛筆とノート」と言いたいところですが「ボールペンと紙」で十分です。
私たちは、小学生のころから鉛筆とノートに親しんでいるために、当たり前だと思っています。
勉強といえば、何の疑いもなく鉛筆とノートを使って、勉強してしまいます。
しかし、実際のところ、鉛筆とノートは効率が悪いです。
勉強の目的は、理解して覚えることです。
理解と記憶ができていれば、試験で確実に点が取れます。
この目標を達成するために、必要なことだけを揃えます。
鉛筆とノートでは、効率が悪いのです。
鉛筆は、いつでも消せるという安心感から、曖昧な気持ちで勉強を進めてしまいます。
消しやすい鉛筆を使うため、脳の記憶も消しやすい状態で覚えます。
勉強する本人の気持ちは、記憶の深さにも影響します。
またノートを書けば書くほど見直す量が増えてしまい、勉強量が増大します。
徹底的に記憶することが、一番大切な要素です。
記憶するためには、手を動かして、書いて書いて書きまくって、体で覚えます。
そのために、ノートではなく、紙で十分です。
紙のほうが扱いやすく、書いては捨てて、残すのは記憶だけにします。
ノートを残しても仕方ありません。
残すのは、ノートではなく、記憶だけにしましょう。
鉛筆も使わずに、ボールペンです。
鉛筆で書くと「いつでも消せる」という安心感から、勉強への気合が低下してしまいます。
「今ここで書いた文字は一生消えない」という思いで、自分の書く文字に責任を持ちます。
勉強に気合を入れ、ボールペンで書き殴ります。
ボールペンのほうが、鉛筆より濃い字を書くことができ、目にも残りやすくなり、記憶効果が倍増です。
私は、勉強するときに、鉛筆やノートは使いません。
本番試験や模擬試験のときには、書き直すことができるように鉛筆を使います。
そうした特殊な状況を除いて、ボールペンばかりで勉強します。
事実、鉛筆やノートを一切使わず、試験に合格したこともあります。
使うのは、ボールペンと紙だけです。
ボールペンで音読をしながら紙に書き殴ります。
口で覚え、目で覚え、体で覚えます。
紙をいっぱいに字を書いて覚え終わったら、紙をごみ箱に捨てて、また新しい紙を使って書き始めます。
この方法により、特に筆記を中心とする試験では、大いなる効果を発揮します。
試験で書くことが要求されるなら、普段から書き慣れておかなければなりません。
普段から書いていないことを、試験で書けるはずがありません。
たとえば、漢字の書き取りです。
漢字の書き取りが試験に出題されるなら、ノートに書いている字を眺めているだけでは、覚えているのかどうか、わかりません。
しかし、漢字を書くことができれば、覚えることができているという証明になります。
自分の記憶具合も明確にしやすく、またテストでの筆記練習を普段からすることで、本番の試験で威力を発揮します。
英語・国語・理科・数学・社会も基本は、同じです。
徹底的に書くことで、本番試験の練習になります。
鉛筆とノートは卒業しましょう。