執筆者:水口貴博

成績が上がる30の勉強法

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まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。

まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。 | 成績が上がる30の勉強法

たくさんの参考書を使って勉強すれば、幅広い知識を身につけられると思います。

教科書だけでは物足りず、市販されている参考書、問題集、資料などに手を出します。

たくさんの本を買いそろえ、勉強します。

問題ないように思えますが、実は大問題です。

たくさん買った参考書のために、勉強する量が増えてしまうからです。

買い揃えた参考書や資料などが10冊もあれば、一度読み終わった本を読み直す余裕がありません。

どの参考書も中途半端な仕上がりになってしまいます。

これが、失敗する人の典型的な勉強法です。

勉強する際に大切なことは「まず1冊を完全に仕上げること」です。

10冊の本で勉強するより、1冊でいいですから「これだ」という本を徹底的に勉強します。

本の内容の善しあしにもよりますが、古臭い本でもいいですから、一般的に「王道」と評価されている本が好ましいでしょう。

理想はやはり、文部科学省認定の教科書です。

学校で使用する教科書は、文部科学省が何度もチェックを重ねて、仕上げた本です。

誤字脱字は当然なく、図、説明文、解説、内容も洗練されています。

無駄な説明がなく、必要な項目のみに絞り、ページ数が少なくても、内容は濃い本です。

試験に出る範囲を系統立てて整理してあり、学びやすいように配慮された1冊の教科書を、まず徹底的に勉強します。

自由に使える勉強時間が、10時間あるとします。

1時間1冊で、10冊を勉強するより、教科書1冊を10時間、徹底的に勉強するほうがいい。

その代わり、教科書に書かれていることは隅々まで理解し、暗唱できるほど覚えます。

まずはこれが、なにより基本となります。

たいていの場合、これで事足ります。

「練習問題も必要では?」

いいところに気づきました。

たしかに練習問題も必要です。

しかし、まずはインプットが大前提です。

徹底的にインプットをして、どのくらいインプットができているかをチェックするために、アウトプットである問題集を使います。

インプットをしていないのに、アウトプットである問題集に手をつけても時間の無駄です。

まず、教科書を徹底的に仕上げ、完璧なインプットを心がけましょう。

十分に理解やインプットをしてから、問題集や模擬試験に挑戦するのです。

成績が上がる勉強法(3)
  • まず教科書1冊を、徹底的に仕上げる。
どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。

成績が上がる30の勉強法

  1. 「ノートに書く1時間」と「記憶に集中する1時間」は、まったく別物。
  2. アウトプットは、インプットが大前提。
  3. まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。
  4. どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。
  5. 勉強には、王道の5段階がある。
  6. 歴史は、漫画を読んで流れをつかむ。
  7. 100点を目指さない。
    90点も取れれば十二分。
  8. 基本5科目「英国理数社」より、はるかに重要な「自分」という科目がある。
  9. 勉強は、夜より、朝する。
  10. 本当に勉強ができる人は、ノートを取らず、教科書に書き込む。
  11. ノートオタクにならないこと。
  12. 勉強に、生理現象の我慢は禁物。
  13. 効果的な勉強に「音読」は当たり前。
    勉強の達人は「立って音読」をする。
  14. トイレ・お風呂・自室の壁を、最大限に活用する。
  15. 区切りや制限時間を作ると、頭がしゃきっとする。
  16. 試験日は、最初に決めてしまう。
  17. 勉強にお金を惜しむと、成績が伸びない。
  18. 予習より、復習に力を入れよう。
  19. 重要な情報は、もったいぶらずに共有する。
  20. 質を求めた勉強は失敗する。
    スピードのある勉強が成功する。
  21. 復習効果を倍増させるには「1人授業」が効果的。
  22. 睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。
  23. 勉強のできる人は、パンよりご飯を食べる。
  24. ガムを噛めば、頭の回転がよくなる。
  25. テストの復習をする最もよいタイミングは、受け終わった直後。
  26. 必要な科目が決まったら、必要ない教科は徹底的に捨てること。
  27. 疲れにくく継続ができる勉強は、耳からしよう。
  28. 「鉛筆とノート」より「ボールペンと紙」のほうがいい。
  29. 音楽を聴きながらする勉強は、効果的なのか。
  30. 合格した後の自分を想像しながら、勉強する。

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