情報を独占する人がいます。
「私はすごい情報を知っている。誰にも教えないぞ!」
仕事に必要な情報、スキルやノウハウ、業務をスムーズに進めるコツなどなど。
努力して手に入れた情報もあれば、偶然手に入れた良い情報もあるでしょう。
たしかに努力して得た情報を、人に「はい、どうぞ」とあっさり教えるのは抵抗があるかもしれません。
相手は何の努力もせず、情報やノウハウを知ることができるので、納得がいかない気持ちになるもの。
自分には何の得もないように思われるかもしれません。
しかし、情報の独占したところでいいことはありません。
情報を独占するのは、自分の利益だけ考えている、利己主義の姿勢です。
自分だけが得をしたいという利己的な考えがあり、情報を独占しようとします。
こういう人は、かえって情報不足に陥ります。
自然と壁ができて、人を寄せ付けない雰囲気が出ます。
「あの人は感じが悪い」「あの人は何も教えてくれない」と悪評が立ち、人間関係に距離が生まれます。
情報をプレゼントしない人には、情報をプレゼントされません。
情報を独占していると、人間関係の孤立化を招きます。
自分のところに情報が回ってこなくなり、結局自分で調べる手間暇が増えるのです。
そもそも自分が重要と思っている情報は、独りよがりの思い込みにすぎません。
自分ではすごいと思っている情報であっても、周りから見ると、それほどでもありません。
いざ重要な情報とやらを聞いてみると「そんなこと?」「当たり前のことだね」と鼻で笑われるのがオチです。
自分が知っている知恵や情報は、さっさと公開していけばいいのです。
たとえ努力して手に入れた情報であっても、どしどし公開・共有していきたい。
自分のためだけでなく、周りのためにもなります。
情報を公開・共有すると、周りに喜ばれ、感謝されます。
「器が大きい」「心が広い」と好印象となり、高い評価が得られること間違いなし。
情報を公開・共有していくと、好意返報の法則が働いて、情報をプレゼントされるようになります。
周りから「こんな情報がありますよ」と良い情報が回ってくるようになります。
そして運やチャンスも舞い込んでくるのです。
時間を節約したいなら、どんどん情報を公開して、共有することのが得策です。
情報は、独り占めするものではなく、どんどん公開して共有するものなのです。