2,500年前、釈迦は「人は心でできている」と言いました。
2,500年経った今でも、その言葉が語り継がれているということは、まさに真実だからという証拠です。
どんなに顔形に恵まれていても、大したことではありません。
一番大切なことは、心です。
心のないものは、もはや人間ではありません。
人間より正確で早い仕事ができるロボットが、なぜ人間になれないのかというと、心がないからです。
人間の本質とは、心です。
もっと厳密に言えば、心の奥にある愛です。
世間では「人間らしく生きよう」という、ありふれた言葉を耳にします。
これはどういうことかというと「愛を表現して生きましょう」ということです。
愛を表現する毎日を送ることこそ、人間らしいということです。
愛を表現できていなければ、ロボットと同じレベルです。
プログラムされた行動だけするのは、人間らしくありません。
どのくらい自分の生活に愛の表現があるかチェックすることです。
ただ、仕事をすればいいと思っていないか。
ただ、ゲームをして仮想の世界で満足をしていないか。
ただ、目的もなく、仕方なく生きていないか。
愛を表現する人生を送ることです。
愛を表現する人生とはどういうことかというと、人から「ありがとう」と言われる行動を積み重ねていくことです。
励ましであろうと、手伝いであろうと、内容は何でもかまいません。
愛を表現できれば、相手から必ず「ありがとう」という愛の言葉が、鏡のように返ってくるはずなのです。
そういう行動、そういう人生を送ることです。
それが人間らしく生きようとすることです。