父に殴られた。
母に叱られた。
両親を恨んだ。
こういう暗い過去を、誰しも1つは持っています。
しかし、その事実の奥を見てみましょう。
父が殴ったのは、なぜでしょうか。
あなたに「こうしてはいけない」という教えを、わざわざ体で表現してくれたのです。
言っただけではわからないから、肉体的痛みを通じて、一度でわかってもらおうとしたからです。
嫌われるためにしたわけではありません。
あなたのことを、誰より真剣に考えてくれていたからこそ、手を出した。
よほど重要なことを教えてくれようとしたに違いありません。
母が「なぜ叱ったのか」を真剣に考えたことがありますか。
意味がなく、叱ることはありません。
あなたの成長を本当に願っているからこそ叱ってくれました。
殴ることも叱ることも、面倒で体力が必要です。
それなのに、親がそこまでしたのは、なぜだったのでしょうか。
あなたに成長してもらいたいという、愛の表現です。
叱られ意味や理由がわかれば、一瞬で過去が変わります。
今までつらい過去だと思っていた事実が変わり、素晴らしい過去だったことがわかります。
起こった出来事はまったく変わっていません。
あなたの受け止め方が変えることで、過去も変わります。
過去を変えるのではなく、過去にあった出来事の素晴らしさに気づけばいい。
ぱっと悩みから解放されます。
トラウマは、妄想だったことに気づきます。
すべての現実は、愛の表現であることに気づくことです。
両親だけでなく、さまざまな人からの叱咤激励。
起こった出来事には、悲しみが伴ったり、痛みが伴ったりすることもあるでしょう。
しかし、その奥にある愛の表現に気づけば、感じ方が代わり、つらい出来事が1つもなくなります。
過去のつらい出来事でさえ、何かの意味があったことに気づく。
すべてが感謝に変わります。
優しい言葉だけでなく、厳しい言葉も、本質は愛の表現です。
過去を変えるためには、事実の奥にある愛の表現に気づき、受け止め方をプラスに変えればいいのです。