人間は、感情に流されやすい生き物です。
興奮してしまうと、冷静さを失います。
少しでも消費させ、売り上げに結びつけようと、広告や装飾で消費者を興奮させ、勢いで買わせようとする手法が多く存在します。
しかし、どれも合法ですから、ダメとは言えません。
無理やり買わせているのではなくて、合法の範囲内で消費者を興奮させ、判断を誤らせることで購買意欲に結びつける手法です。
広告による興奮を抑えればいいのですが、人間ですから、なかなか難しいものです。
安い商品なら、失敗したときの金銭的ダメージも小さくて済みます。
しかし、高額な商品を衝動買いしたときの後悔は、もはや言葉では言い表せません。
お金が出るばかりではなく、涙も出ます。
私も一時的な興奮により、3万円もする商品を衝動買いしたことがあります。
買った後「失敗した!」と気づき、泣きそうになりました。
そんな失敗経験から編み出した、誰にでも実践できる、冷静に買い物できる知恵を伝授します。
「3日間、時間を空けて考える」という方法です。
買いたいと思ったら、3日間、時間を置くのです。
3日が経ち、それでもまだほしい気持ちが継続していれば、本物の気持ちです。
広告を目にすると、一時的に興奮します。
一時的な興奮は、1日も経てば冷めてしまいます。
しかし、3日も続く気持ちは、本当に欲しい気持ちがあるからです。
広告による興奮から衝動的に買おうとしているのではなく、冷静に商品の魅力に引かれてほしいと思っているということです。
特に高額な商品を買うときには、時間を置いて考える習慣を持つことです。
一時的な興奮に惑わされない、情報社会を生きる知恵です。