執筆者:水口貴博

知的な話し方をする30の方法

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相手の主張を、一部肯定すると、話も聞いてもらいやすくなる。

相手の主張を、一部肯定すると、話も聞いてもらいやすくなる。 | 知的な話し方をする30の方法

全否定は、話し合いでは厳禁です。

してはいけないことです。

話し合いで討論になったとき、相手の話をすべて否定すると、こちらの話も否定されるようになります。

相手に反感を抱かれると、嫌いな人からの話は、すべてが悪く聞こえるようになります。

テレビの討論会では、知的な討論者が自分の主張を言い争います。

誰もが自分の主張に自信を持っていますから、白熱した議論になりがちです。

自分の主張に自信を持つのはいいですが、ただ相手の話を全否定して、自分の話ばかりを主張する人の話は、誰も聞いてくれません。

そんな討論会では、ときおり、上手に自分の主張を通す人を見かけ、感心することがあります。

相手の話を、一部肯定する人です。

話をすべて否定せず「あなたの話は、たしかに~では正しいと思うが」という「一部肯定」を加えて話を進めようとする人です。

こうした言い方は「私もあなたの意見に一部は賛成していますよ」というニュアンスが感じられます。

「全否定」では鋭いとげがありますが「一部肯定」なら、相手の主張を一度受け止めています。

一部肯定をしてから、自分の主張を話し始める人は、聞いてもらいやすくなります。

また相手の話を受け止められる器量がある、理解力があるというアピールをするうえでも重要です。

相手の話を一部肯定するほうが、知的に映ります。

何でもダメだと否定する人は、理解するだけの器がないと判断されかねません。

一部肯定は、相手に有利になってしまいそうですが、実はこちらのほうが有利に立てる反論の仕方なのです。

知的な話し方をする方法(18)
  • 相手の話を一部肯定してから、自分の話を始める。
声の大きさは、自信の大きさ。

知的な話し方をする30の方法

  1. 話し方で、あなたが決まる!
  2. 語尾を伸ばすと、品位が下がる。
  3. 「しかし」「でも」「だけど」は、反感を抱かれる話し方。
  4. ばかという人が、ばかにされる。
  5. 「かもしれない」「だと思う」は、心に響かない。
  6. 「たとえ話」は、自分のためにも、相手のためにもなる。
  7. トーンの低い声は、説得力が生まれる。
  8. オーバーな表現を使いすぎると、誰も話を真剣に聞いてくれなくなる。
  9. 要約をして、話がようやくまとまる。
  10. 「ええと」「あのー」を使わない。
  11. 本当の話し上手は、必ず話が短く、テンポがよい。
  12. よく知らない言葉や表現は使わない。
  13. 何でも「Yes」と答える人は、利用される人になる。
  14. 返事が速いと、仲良くなるのも速くなる。
  15. 理由をつけて話をすると、説得力が生まれる。
  16. 正しい日本語を使ってこそ、正しい会話ができる。
  17. 質問する人は、頭がいいと思われる。
  18. 相手の主張を、一部肯定すると、話も聞いてもらいやすくなる。
  19. 声の大きさは、自信の大きさ。
  20. 「要は」を連発する人の話は、いつまでもまとまらない。
  21. 5W1Hを含めると、会話がわかりやすくなる。
  22. 見下した言い方をする人が、見下される。
  23. 自慢話と自己アピールの違い、あなたにはわかりますか。
  24. だから敬語は素晴らしい。
  25. 体験談を、会話の中に含めよう。
  26. 人の評価より、自分の評価を気にしよう。
  27. 差別発言は、品位を下げる。
  28. 口数を減らすと、一言の重みが増す。
  29. 口数が多くなると、言葉だけでなく、人としても軽く見られる。
  30. 興味がない話は、教養として聞けばいい。

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