頭の良い人だと思われるような会話では、とりわけ失敗をしないことが大切です。
会話の中で大きな間違いを知らないうちに口にしてしまうことがあります。
気づいていないのは本人だけだと、周りの人から「こんなことも知らないの」と思われかねません。
とはいえ人間ですから、知らない言葉や表現もあります。
そのための対策として「自分から進んで、知らない言葉は使わない」ということを意識しましょう。
使い方のわからない言葉や表現は、無難に使うことを避けたほうがいいのです。
「閑話休題」という言葉があります。
「ところで」「それはさておいて」という言葉です。
知っている人は知っている言葉ですが、知らない人は知らない言葉です。
この言葉を聞いたことはあるけれど、どのような意味か、どういう使い方をするのか、自信がなければ使うのを避けたほうがいい。
かっこつけて、難しい言葉やかっこいい表現を使おうとすると、使い方を間違えてしまい、恥ずかしい姿をさらしてしまいます。
そういえば、今使った「恥ずかしい姿」も、難しい言葉では「痴態」と言います。
「痴態をさらす」とよく言います。
私には聞き慣れた言葉ですが、小学生や中学生には「なんだろう?」と思ってしまうでしょう。
難しい言葉は、相手のためにも使わないほうが無難なのです。
自分は知っていても、相手が知らないために、意味が伝わらないこともあります。
私はよく、自分の言いたいことを簡単な言葉に言い換えて表現しています。
知らない言葉を使わないことは、自分のためだけでなく、相手のためにもなるポイントなのです。