時計は、大変な芸術作品です。
時計の針が動いているその裏では、たくさんの歯車が回っていることをご存じですか。
数え切れないほどのたくさんの歯車同士が組み合わさり、お互いに影響を与えながら、1分1秒を正確に刻んでいます。
長い針、短い針、秒針。
それぞれが狂いのないように進むためには、裏ではたくさんの歯車が噛み合わさっているのです。
無駄な歯車は、1つもなく、それぞれに意味があります。
人間関係も同じです。
自分という存在に何の意味があるのかというと「ほかの人への影響を与えている」ということです。
生きていること、そのものに意味があるのです。
生きているだけで、あなたの父が喜び、母が元気になります。
元気になった親が、さらに友人・知人へと活力を与え、その友人・知人もさらにほかの人へと影響を与えます。
目には見えませんが、精神的な面において、大切な役割を果たしているのです。
時計の歯車が1つでもかけてしまえば、動きがおかしくなるように、あなたが1人いなくなってしまえば、父や母が悲しみます。
元気を失った親は、友人・知人との会話が減ります。
会話が減った友人・知人は、さらにほかの人への会話も少なくなります。
「自分という存在は意味がないのではないか」と思う心配は、まったく不要なのです。
生きていることに何の意味があるかというと、たくさんの人に影響を与えることです。
太陽のように、自分が輝き、ほかの人を明るく照らすことで、よい影響を与えます。
それが「生きている」という仕事なのです。