私が今、死んでも、地球は今と変わらず自転しているでしょう。
私が死ぬことで、地球の自転が止まることはあり得ません。
そんな地球すら、今突然なくなっても、太陽系全体から見れば、大したことではありません。
地球がなくなったから、太陽系もなくなるということは、万が一にもあり得ません。
さらにそんな太陽系がなくなったとしても、宇宙は今と変わらず存在していることでしょう。
太陽系がなくなったから、宇宙も消えてなくなるということは、あり得ないことです。
まず、自分はちっぽけな存在ということを知ることです。
人間は、地球で一番偉いからと、ふんぞり返っています。
視野が狭く、世間知らずのような状態になっていると、自分は王様だと勘違いしてしまいます。
生物たちを生かしているのは人間のおかげだと思っていますが、そんな人間ですら地球に生かされている状態です。
地球という鳥籠の中で、飼われているようなものです。
そんな地球すら太陽系に生かされ、太陽系も銀河系に生かされ、銀河系は宇宙に生かされています。
宇宙という全体から見れば、人間はちっぽけなのです。
その小ささを知れば、世の中に起こっている出来事は、どれもかわいらしく思えてきます。
「友人との喧嘩」
「試合での敗北」
「受験失敗」
「落第」
「失恋」
「解雇」
「倒産」
「離婚」
「死」
どれもこれも、大したことではないのです。
あってもなくても、宇宙はまったく何の影響も受けないのです。
大げさに勘違いをしているのは、人間であって、実は大げさでも大きなことでもないのです。