「人は、神の子である」
「人は、神の分身である」
世界のさまざまな宗教には「人間は神様の分身」という意味をつづった言葉をよく耳にします。
世界中の宗教が表現している「人は神の子」とは、どういう意味なのでしょうか。
わかりやすく説明しましょう。
神とは、宇宙全体のことを指しています。
この世に存在する、あらゆる森羅万象は「宇宙があるから」という原因が大本になっています。
宇宙という大きな塊が、全体として1つの神なのです。
宇宙こそ、すべての存在の親なのです。
そんな素晴らしい宇宙から生まれた銀河系は素晴らしいし、そんな素晴らしい銀河系から生まれた太陽系も素晴らしい。
素晴らしい太陽系から生まれた地球も素晴らしければ、地球上のあらゆるものは、大本の神である宇宙から生まれた子どもなのです。
私の親の先祖をたどれば、海へとたどり着き、海は地球へと、地球は太陽系へと、太陽系は銀河系へ、銀河系は宇宙となります。
私の本当の親は、宇宙です。
あなたの親も私にとっても、あらゆる動物、あらゆる植物などすべての親は、みな共通した「宇宙」という大親なのです。
「原因と結果」という法則があります。
人間が生まれた結果をたどれば、最後には「宇宙があるから」という究極的な原因にたどり着きます。
素晴らしい宇宙から生まれた子どもなのですから、みんな、宇宙の子ども、つまり神の子どもということができるのです。
「ノミ」
「馬」
「鳥」
「人間」
「青空」
「空気」
「土」
「火」
「光」
世の中には生物だけでなく、あらゆる人、もの、事、現象が存在しています。
しかし、どれも、親をたどれば、宇宙に行き着くのです。
すべての存在の親は、共通して宇宙という大親です。
あらゆる森羅万象は、神が産んだ子どもであり、神を映し出した姿です。
どれも宇宙の一部。
宇宙という親が、森羅万象を生み出しているのです。
それを宗教では「人は、神の子である」「人は、神の分身である」という言葉として表現しているだけです。
大げさなことではなく、疑いようのない事実であり、真実なのです。