神様にお願いばかりではいけません。
自分の力に頼ろうとせず、神様だけを頼りにするのは問題です。
実は、神様に頼らなくても、簡単に問題が解決する方法があります。
自分が行動すればいいのです。
神様へのお祈りは、自分の心に区切りをつけるためや、精神を安定させるため程度にしておきましょう。
祈って、神様が直接助けてくれることはあり得ません。
目の前にあるコップを、いくら神様にお祈りしても動くことはあり得ないことと同じです。
「神様、お願いです。目の前にあるコップを動かしてください」
両手を合わせ、いくらお祈りしても、コップは動きません。
神様は、コップを動かす力を持っていないからです。
こういう場合は、自分の手でコップを動かせばいいのです。
手に取れば、簡単に動かせます。
お祈りするまでもないのです。
往々にして、お祈りするまでもないことを、お祈りに頼っている人がいます。
「大学受験に合格しますように」
「健康が維持できますように」
「家族が幸せでありますように」
どれももっともらしいお願いですね。
しかし、自分が努力すればいいだけの話です。
お祈りするまでもないのです。
先ほどのコップと同じように、神様はそうしたことを叶える力は持っていません。
祈ることは、自分の力を信じて、引き出すための儀式と思いましょう。
願いが叶えられるかどうかは、自分しだいなのです。
幸せになれるかどうか、大学受験に合格できるかどうか、健康維持、家族の幸せ。
どれも神様は手を出すことはできません。
人間だけが、手を出すことができるのです。
お祈りをして、実際に実現してしまうという人もいますが、祈ることで自分の力が最大限に発揮されるからです。
それを、本人は気づいていないだけです。
お参りをして「よし! また明日から頑張るぞ!」と心の張りを取り戻すことができるから、現実において努力が反映されるのです。
神様にお祈りしている内容を、実際に自分が行動すれば、ちょうどいいのです。