仕事さえ早く終われば、自動的に趣味の時間ができると考えているなら誤解です。
定時で仕事が終わり、早く帰宅できれば、趣味の時間ができると思いがちですが、思わぬところで時間が取られます。
「家事」なのです。
趣味と仕事の両立は「家事」が重要になります。
たとえば「掃除」「洗濯」「炊事」です。
掃除・洗濯・炊事は、趣味でも仕事でもありませんが、趣味と仕事の両立のうえで欠かせないポイントです。
定時で帰れたとしても、洗濯物が大量にあったり、掃除や炊事に手間がかかったりしていると、趣味の時間がなくなります。
休日があっても、やらなければいけない家事が山積みだと、それだけで1日がつぶれるのです。
家事そのものが趣味ならいいですが、そうでないなら、できるだけ短時間でさっと済ませるのが得策です。
家事をやるときは、だらだら進めるのではなく、短期集中で一気に片付けましょう。
効率を考えながら、てきぱき進めていくことが大切です。
少しでも家事の負担を減らすために、工夫を凝らすことも大切です。
掃除は、日頃から小まめに行います。
後からまとめてするより、日頃から小まめに掃除をしたほうが、掃除全体の負担は減ります。
掃除が面倒であれば、お掃除ロボットの活用も一案です。
お掃除ロボットも完璧ではありませんが、掃除の負担が減るだけでも違いますね。
洗濯物も、できるだけ効率よく済ませます。
洗うときも干すときも、だらだら動くのではなく、きびきび動く。
「炊事をしながら洗濯をする」「乾燥機を回している間に食事を作る」など、平行して行うようにすると効率的です。
また自然乾燥もいいですが、乾燥機を使って乾かす方法なら、干す手間がなくなって時短につながります。
炊事が面倒であれば、外食やお弁当で済ませるのもグッドです。
出費はありますが「時間をお金で買う」という考え方もあります。
割引シールのお弁当を買えば、食費を安く抑えられるでしょう。
炊事の手間を減らしたぶんだけ、趣味の時間も確保できます。
買い物は、宅配サービス・定期便・置き配をどしどし利用して、楽をしてください。
人によっては子どもがいて、育児に手がかかることもあるでしょう。
子どもがいると、時間や体力のすべてを持っていかれ、趣味どころではないように思われますが、諦めてはいけません。
できることはあります。
週に一度くらい、パートナーに育児を任せたり、親に子どもを預けたりするなどすれば、趣味の時間を確保できます。
送迎サービスがあるなら、どしどし利用しましょう。
また費用はかかりますが、ベビーシッターを利用する方法もあるでしょう。
難しいかもしれませんが、何とか趣味の時間を捻出するために知恵と工夫を凝らしてください。
趣味の時間を作りたいなら、家事を効率よく進めることが欠かせません。
仕事さえ早く終わればいいというわけではなく、家事の負担が減ってこそ、趣味の時間を作れるのです。
「家事は手間暇をかけるもの」という精神論にこだわるのではありません。
「家事は手際よくこなすもの」という方法論でいきましょう。
楽に済ませられる方法があるなら、どんどん利用するのが得策です。
定時で帰宅できればいいわけではありません。
家事の負担が減ってこそ、趣味の時間を作れるのです。