昼休み直前、先輩から「この仕事を13時までに」とお願いされました。
それはお昼休みがなくなることを意味しています。
断り切れず、しぶしぶ休憩をスキップして対応することになりました。
定時前、上司から「今日中にこの仕事を片付けてほしい」とお願いされました。
それはつまり、残業してくださいという意味です。
仕事の後は趣味に打ち込む予定でしたが、仕事だから仕方ないと思い、しぶしぶ引き受けることにしました。
週末の休日、趣味を楽しもうと思っていたところ、突然会社から連絡が入りました。
それは、今すぐ休日出勤してほしいとのこと。
もともと予定は入っていましたが、泣く泣くキャンセルして、真面目に休日出勤しました。
真面目な人によく見られる光景です。
真面目なほど「断ってはいけない」という思考に陥りがちです。
そもそも断るという選択肢がありません。
もしかすると頑張り屋のあなたにも心当たりが光景かもしれません。
いくら仕事とはいえ、何でも引き受けるのはよくありません。
もちろん頑張るのは素晴らしいことですが、ノーが言えないと、大変なことになります。
休憩時間や休日まで仕事を入れられてしまい、趣味を楽しむ時間がどんどん削られます。
何でも二つ返事で受け入れていると、どんどん仕事でいっぱいになります。
趣味を楽しむ時間どころか休憩の時間すら取れなくなり、身が持たないのです。
そこで大切なのは「断る」という選択です。
断る勇気を持ちましょう。
もちろん急な仕事であっても業務中なら対応する必要はありますが、業務外の時間帯であれば無理に引き受ける必要はありません。
お昼休み、定時後の時間、休日は、本来労働から完全に解放されることを保証された時間です。
その時間は、労働者が自由に使えます。
繁忙期や緊急対応など、臨時的で特別な状況のときもありますが、そうした事情がないなら、勇気を持って断っていい。
むしろ断ったほうがいいのです。
決められた仕事ならきっちり対応する必要はありますが、それ以外の仕事は対応する必要はありません。
断れる仕事は、断りましょう。
休憩時間に仕事をお願いされても、やんわり断ればいいことです。
急な残業や休日出勤をお願いされても「私用がありまして」と言えば、普通に断れるはずです。
こういうときは、少しくらい嘘をついてもOKです。
お人よしになるのはやめにしましょう。
休憩時間や休日に無理やり仕事を入れられてはたまったものではありません。
仕事も大切ですが、趣味も大切です。
休憩時間や休日など、業務外の時間帯なら、断ることが可能です。
勇気を出して、きちんと断って、堂々と趣味を楽しめばいいのです。