ギャンブルが趣味という人もいるでしょう。
パチンコ、パチスロ、競馬、競艇、競輪、オートレース。
もちろんギャンブルが趣味というのも悪くありません。
趣味がギャンブルと聞くやいなや、顔を赤くして怒る人がいますが、本来どんな趣味を持とうと個人の自由です。
法に触れないかぎり、ギャンブルが趣味というのもありでしょう。
あくまで楽しみの範囲でやる分には問題ありません。
ギャンブルは、ネガティブなイメージが持たれがちですが、ポジティブな面がゼロと言うわけではありません。
非日常感を味わえたり、気分転換になったり、ストレス解消につながったりなど、適度に楽しむ分にはメリットがあります。
報酬系を活性化させるドーパミンやアドレナリンといった物質が脳内でどばどば大量に放出され、独特の興奮や快楽が得られます。
うまくいけば、お小遣いをゲットできるメリットも見逃せません。
ただし、ギャンブルを趣味にする場合、他の趣味と違って、決めておきたいルールがあります。
「使える金額を決め、必ず守る」というルールです。
趣味は気が済むまで楽しむのが一般的ですが、ギャンブルに限っては例外です。
ギャンブルは、ブレーキが必須です。
使える金額を決めないままギャンブルに手を出すと、大変なことになります。
ギャンブル依存症で苦しむ人のニュースを目にしたことがあるのではないでしょうか。
100パーセント勝てるギャンブルは存在しません。
どんなギャンブルも、最終的には胴元が儲かる仕組みになっています。
パチンコやパチスロの場合、賭け金のおよそ20パーセントが胴元に持っていかれます。
競馬・競輪などの公営ギャンブルの場合、およそ25パーセント、宝くじなら50パーセント以上が胴元に持っていかれます。
どんなギャンブルも永続的に勝ち続けるのは不可能です。
あらゆるギャンブルは、負けるようにできています。
負けを取り返そうと思ったら、取り返すどころかどんどん負けが膨らんでいき、冷静な思考が失われます。
自制が効かなくなるほどのめり込んだら、アウトです。
趣味とはいえ、もはや依存症に向かって一直線といえます。
借金漬けになるのは時間問題です。
だからこそ、使える金額を決めておくことが重要です。
負けても許せる金額を設定するのが鉄則です。
一度決めたら死守することも大切です。
「負けを取り返したい! 少しくらいルールを破ってもいいだろう」といった考えが浮かぶかもしれませんが、NGです。
「今回だけ特別」ということはありません。
例外を認めたら、また次もあります
一度ルールを破ってしまうと「まあいいか」と考えるのが人間です。
癖になって抜け出せなくなります。
使える金額を決めるのはもちろん、一度決めたら守り抜くことも重要となるのです。
一歩間違えると、経済的なリスクが大きい趣味のため「使える金額を決め、必ず守る」というルールが必要なのです。