ギャンブルで、一番必死になっている瞬間は、儲かっているときではありません。
損をしている瞬間です。
儲かっているときには得をしていますから、心に余裕があります。
「儲かっているんだから、別にいつやめてもいい」
適度にギャンブルを楽しみながら、余裕を持っています。
一方、本当にギャンブルに必死になる人は、損をしている人です。
「大変だ! 10万円も損をした。なんとしても取り返さないと今日は家に帰れない。妻と子どもがいるんだ!」
損をすればするほど認めたくはありませんから、損をした金額を取り返そうとさらにギャンブルにのめり込みます。
不思議なことに、取り返そうとすればするほど、さらに損をします。
借金がどんどん膨らんでしまい、こういう人がギャンブルのえじきになります。
もちろんギャンブルを否定しているのではありません。
人生の余暇として、時にはギャンブルを楽しむのもいいでしょう。
しかし、ギャンブルをするときには、1つ注意があります。
「始める前に損をしてもいい金額を設定してから始める」という約束です。
「今日は3万円まで損をしてもいい。それ以上損をしたら、今日は終わりにしよう」
損をしても取り返すためにギャンブルにのめり込むこともなく、適度に楽しむことができるのです。