私たちは「資本主義社会」という「お金と資本が基盤の世界の上に住んでいること」を忘れないでください。
物が売られているということは、売っている人がいて、ある値段で販売しています。
お金を払えば、最終的に売っている人の元へ届きます。
「できるだけ安く仕入れ、高く売って利益を上げる」
このシンプルな流れが、資本主義社会の大原則です。
一見すると無料に見えることでも、別のどこかで、お金が関係しているのが普通です。
完全な無料は、存在しないと思ってください。
もちろん一部の大資本家が、過去に得た巨額の富を社会へ還元するために慈善団体や公共団体へ寄付をすることはあるでしょう。
しかし、お金も資本もない人間が意味もなく完全に無料で提供というのは、普通に考えてあり得ないことです。
お金がなくなれば、住む部屋も、食べる食事、着る服も買えなくなり、もはや死を意味します。
死を意味する無料を喜んで提供するなど、あり得ない話です。
あったとしても、経営が成り立たず、いずれ破産するでしょう。
さて、主題はここからです。
資本主義社会の真実は「誰が儲かるのか」と頭を絞ることで、裏が見えてきます。
「無料で見られるテレビ」「無料で手に入る雑誌」など、お金を必要としない話があります。
しかし、誰かが金儲けしています。
無料だからとはいえ、ほいほいついていくのは要注意です。
「その先には何かがある。結果として私たちはどこかでお金を払うことになる。結局、誰が儲かっているのか」と考えます。
「ただより高い物はない」といいます。
甘い話ほど、裏があるのです。