同じ趣味を楽しむ人と出会うことがあります。
共通の趣味があると、ただそれだけで嬉しくなります。
「趣味が同じ」という共通点ほど素晴らしいものはありません。
同じ趣味の人とは、それが共通点となり、話が合って意気投合します。
立場や年齢が異なっていても、趣味と介在すると、あっという間に仲良くなれるのです。
そんな同じ趣味と楽しむ人と交流するとき、心がけたいマナーが2点あります。
1つ目のマナーは「自分より下手な人を見て、ばかにしない」ということです。
ランニングなら、自分より走るのが遅い人がいるでしょう。
絵画であれば、自分より絵が下手な人がいるでしょう。
そうした人を見て、優越感に浸ったり、上から目線になったりしないことです。
口に出して言わなくても、鼻で笑うのもNGです。
趣味は「速ければいい」「上手であればいい」というものではありません。
「楽しければいい」なのです。
もちろん趣味にも、タイムや成績はあって人と競うことはありますが、それは後の話です。
趣味の基本は自己満足であり「本人が楽しんでいればそれでいい」という世界です。
自分より遅い人や劣っている人を見てばかにしないことが、趣味の世界のマナーです。
2つ目のマナーは「余計なお節介を焼かないこと」です。
下手な人がいると放っておけないと思い、つい教えたい気持ちになりますが、それこそ余計なお節介というもの。
質問されて教えるならいいですが、質問されてもいないのにがつがつ教えるのはNGです。
相手から煙たがられるのがオチです。
いつの間にか教え魔になっていることもあります。
「こうしなさい、ああしなさい。私の言うことが正しいのだから従いなさい」と言われれば、誰でも煩わしく感じるでしょう。
人にはそれぞれ自分に合ったやり方があります。
マイペースもまた、人それぞれです。
良かれと思ってやっていることでも、相手にとっては迷惑に感じていることがあります。
せっかく趣味の腕前は良くても、そこで教え間になると、一気に嫌われてしまうのです。