楽しい人になるためには、マナーも欠かせません。
楽しい人と無関係に思えるポイントですが、誤解です。
無関係どころか、大いに関係しています。
マナーの役割を思い出してください。
マナーとは、相手を不快にさせず、スムーズに一連の動作を行うことです。
社会で守ることが望まれる、態度や言葉遣いの決まりもあります。
いくら話が楽しくても、マナーが悪いと、さまざまな悪影響が及びます。
たとえば、会話のマナーです。
相手を笑わせようとして、悪口や誹謗中傷を言うのはマナー違反。
下品で悪質な発言が含まれると、一気に会話の雰囲気が悪くなります。
言葉遣いが乱暴だったり、デリカシーのない発言をずけずけ言ったりすると、付き合いにくい雰囲気が出ます。
相手は笑っていても、心の中では「付き合いにくい」と思われ、じわじわ人間関係が孤立していくでしょう。
また、テーブルマナーも大切なポイントです。
食事中、テーブルマナーが乱暴では、一緒にいる相手は興ざめをするでしょう。
米粒をぼろぼろこぼす。
カトラリーの音が、かちゃかちゃうるさい。
スープを飲むとき、ずるずる音を立てる。
食事や会話を楽しみたくても、テーブルマナーが悪いと、気になって集中できなくなります。
人付き合いのマナーも大切です。
約束の時間に遅刻をしたり、非常識な言動が目立ったりすると、人間関係にひびを入れます。
「少しくらい大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、信頼関係を損ねるでしょう。
相手は平気の様子であっても、実際は傷ついている可能性があります。
このように、軽微なマナー違反なら許せても、程度がひどいと無視できません。
マナーが悪いと、相手を不快にさせるため、せっかく楽しい話も台無しです。
マナーが悪いと、一緒にいても気遣うことが増えます。
マナーがあまりにひどいと「一緒にいて恥ずかしい」「何だか落ち着かない」と思われるでしょう。
だからこそ、マナーを大切にしたい。
マナーが整っているからこそ、相手を心地よい気持ちにさせることができます。
会話の内容にも集中でき、盛り上がりやすくなるのです。
いま一度、正しいマナーを心がけましょう。
「マナー」と一言で言っても広範囲です。
すべてのマナーを100パーセント身につけるのは大変ですが、できる範囲から心がけていきましょう。
マナーは、完璧である必要はなく、常識の範囲で十分です。
少なくとも「相手を不快にさせない」というポイントだけは押さえておくのがいいでしょう。
会話なら、批判や悪口を言わないように心がけます。
食事をするときは、正しいテーブルマナーを意識します。
約束の時間には遅刻をせず、常識やルールにのっとった言動を心がけます。
会話のマナー、食事のマナー、人付き合いのマナー。
そのほか社会的なマナーもできるかぎり守りたい。
楽しい人になるためには、最低限のマナーを守っておく必要があります。
マナーを守っているからこそ、付き合いやすくなり、楽しい人になれるのです。