趣味で注意したいのは「名刺交換」です。
「初めまして。私はこういうものです」
自己紹介のつもりで、名刺を相手に差し出す人がいます。
それが趣味の名刺なら、まだいいのです。
プライベートの趣味で、絵を描いていたり、小説を書いていたり、同人誌を作っていたりしていることもあるでしょう。
自分の作品をウェブで公開していて、アピールしたいときもあるはずです。
もちろん趣味の名刺なら、どしどし名刺を配ってOKです。
プライベートは自由です。
良い自己紹介になり、相手に自分を知ってもらうチャンスになります。
趣味の可能性を広げることにもつながります。
しかし、仕事の名刺であれば、NGです。
プライベートで、仕事の名刺を差し出すと、ろくなことになりません。
仕事の名刺には、会社名や肩書が書かれてあります。
名刺交換をすると、どうしても会社名や肩書を意識してしまいます。
趣味にビジネスチックな雰囲気が漂ってしまい、堅苦しくなります。
余計な先入観が生まれることも少なくありません。
壁ができてしまい、相手と仲良くなるチャンスを失います。
自分では普通の自己紹介のつもりかもしれませんが、逆効果になるのがオチなのです。
仕事の名刺交換はビジネスでするものであって、プライベートでするものではありません。
趣味の場であればなおさらです。
仕事で頻繁に名刺交換をしていると、趣味の場でもいつもの癖で仕事の名刺を差し出してしまいがちです。
日頃の仕事の癖で名刺交換をしそうになったら、手を引っ込めることです。
会社名も、肩書も、趣味の世界ではまったく余計な情報です。
相手の会社名や肩書は、伏せておくほうが、相手と仲良くなれるのです。