世の中には感謝の言葉を口にしない人がいます。
優しくされても「ありがとうございます」を言いません。
助けてもらっても、お礼を言わず、無言のままです。
レジで買い物をするとき、無言で商品を受け取り、その場を立ち去ります。
部下にお願いした仕事が返ってきても「ああ」としか言いません。
親に作ってもらった料理を食べても「おいしい」も「ごちそうさま」も「ありがとう」も言いません。
世の中はいろいろな人がいるもので「感謝をしたら負け」と思っている人がいます。
「お金を払う立場だから」「自分のほうが年上だから」「当たり前のことだから」「嫌いな人だから」など、理由はさまざま。
「感謝したら自分のほうが下になる。相手に借りを作ることになる」など思っている人がいます。
これほど損なことはありません。
感謝の言葉に勝ち負けはありません。
感謝をするのは人間関係のマナーです。
そこに勝ち負けを持ち込むのはよくありません。
「感謝をしたら負け」と思っていると、誰ともうまくやっていけなくなります。
優しくされたり助けられたりしたときは「ありがとうございます」と口にするのは普通のことです。
立場や年齢に関係なく相手が誰であれ、感謝の言葉を伝えることが大切です。
お金を払う立場であろうと、相手が年下であろうと、日常の当たり前であろうと、感謝は必要です。
余計な見栄やプライドは不要です。
たとえ嫌いな相手であっても、親切にされたときは、素直に感謝をするのがマナーです。
「感謝をしたら負け」と思っている人は、つまらないことに固執している自分に早く気づくことです。
感謝は、人間関係の潤滑油です。
素直に感謝を表現することは、マナーであり、大切なことです。
感謝の言葉を言えば言うほど、人間関係は良好になります。