あるとき、親切をしたいなと思う場面がありました。
目の前に困っている人がいて、気になって仕方ありません。
「親切をしたい。声をかけようかな……。どうしようかな……」
あれこれ考え、結局声をかけることはありませんでした。
声をかけようかなと迷ったものの、そのときはたまたま余裕がないタイミングでした。
都合の悪いときでした。
ちょっと勇気が出なくて、動けないときもあるかもしれません。
思うだけで終わることがあったとしてもいいのです。
親切をしようか迷うだけでも素晴らしい。
「親切心がある証拠」だからです。
もし親切心がゼロならどうなるでしょうか。
親切をしようか迷うことはありません。
困っている人がいても、何も思うこともなく無反応です。
気づいたとしても、我関せずと見向きもせず、スルーします。
親切をしようか迷ったということは、少なくとも自分の中に親切心がある証拠です。
そんな素晴らしい自分に気づくことが大切です。
親切ができなくても、自分を責めることも落ち込むこともありません。
余裕がないときは、無理をしなくていいのです。
自分を犠牲にしてまで親切することはありません。
勇気が出なくて、動けないこともあります。
次こそは勇気を出せばいいのです。
そのときは親切ができませんでしたが、機会はまだまだたくさんあります。
次のチャンスが訪れたときはさっと動けるよう、日頃から余裕を作っておきましょう。