いきなり親切になろうとしても、なかなか難しいもの。
親切は心の問題です。
頭に知識を詰め込む勉強とは違います。
本を読んだからといって、その場ですぐ親切になれるわけではありません。
親切心を養うためには、どうすればいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
親切心を養うためにはどうすればいいのでしょうか。
大切なのは「過去に受けた親切への恩返し」という考え方です。
自分の過去を振り返ってみてください。
人は一人では生きていけません。
生まれてからこれまで、多くの人のお世話になってきたでしょう。
数え切れないほど多くの親切に接し、助けられ、支えられてきたはずです。
過去に受けた親切を思い出せば、幸せな気持ちに包まれます。
「あのときは本当に助けられた。なんてありがたいのだろう。私は幸せ者だ」と思うようになります。
そして「恩返しをしたい、社会に還元したい」という考えが芽生えるようになり、これが親切心へとつながっていくのです。
過去の親切と、それをしてくれた人たちを思い浮かべながら親切をしていけばいいのです。
親切をする相手は、親切してくれた本人ではなくてもかまいません。
相手は違っていても、親切をしていくことが大切です。
親切をされた人は喜び、幸せな気持ちに包まれ、いずれ別の人に親切をするでしょう。
親切が社会の中を循環します。
親切の輪がどんどん広がってくのです。