困っている人がいるので助けようと思って、声をかけます。
ところが、相手からノーサンキューの返事が返ってくることがあります。
「大丈夫です」
「自分でやりますから」
「お気持ちだけいただいておきます」
助けたい、力になりたいと思って声がけをしたものの、遠慮されることがあるものです。
強い言葉でびしっと断られることもあるかもしれません。
このときどうするかです。
親切を断られたら、素直に引き下がることが大切です。
相手が遠慮しているなら、親切は不要ということになります。
ここで変に粘ろうとする人がいます。
「まあそうおっしゃらずに」「せっかくですから」「あなたのためを思って」と親切を強要しようとするのです。
これこそ余計なお節介というもの。
無理に助けたところで相手に不快な思いをさせるだけです。
思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
親切は、困っている人にするのが基本ですが、その限りではありません。
「困ってはいるが、助けは不要」というケースもあります。
相手に困っている様子があったとしても、ノーサンキューの返事があれば、尊重することが大切です。
「そうですか、わかりました」と引き下がりましょう。
親切を断られても、落ち込む必要はありません。
その人に親切は不要だったというだけのことです。
そっとしておくのが賢明なのです。
親切を断られても、その人に腹を立てません。
「親切で言っているのに!」「優しく声をかけているのに」「人の親切を何だと思っているの」と思うのはNGです。
ちょっと言葉遣いが悪くて、角の立つ言い方をする人もいます。
相手から強い言葉で断られるとむっとするかもしれませんが、深く気にしないのが一番です。