書店に行くと、目立つところに山積みになっているもの。
それは「ベストセラー」です。
本が山積みになっていたり大々的なコピーで紹介されていたりして、売れているのが一目でわかります。
「○○万部突破!」という宣伝文句が添えてあると「そんなに売れているのか!」と感心することもあるでしょう。
興味がなくても興味が湧いてくるもの。
帯に著名人からの推薦文が添えられていると、なおさら興味をそそられます。
ネット書店でも、ランキング上位の本は人気があって売れているのがわかります。
「売れるからますます売れる」という好循環になっています。
今この瞬間も、ベストセラーが世間を賑わしているに違いありません。
そんなベストセラーに対して否定的な反応を示す人がいます。
「たまたま作品が当たっただけだろう」
「どうせすぐ飽きられるに決まっている」
「宣伝広告費をかければ、ベストセラーなんて誰でもできる」
はやり物に飛びつくのはミーハーな感じがするためでしょうか。
ほいほい飛びつくことに抵抗があり、冷めた目であれこれ批判します。
はやりの映画を否定する人がいるように、旬のベストセラーを批判する人がいるものです。
それは「頑固」というものです。
素直に人の成功を認めたくない気持ちがあります。
否定的な反応を示さないことです。
たしかにいつかは飽きられるかもしれませんが、それは別の本でも言えることです。
広告費をかけているのかもしれません。
たとえそうだとしても、何万部・何百万部も売れているのは偶然ではありません。
その本に魅力があるからこそ達成できる実績です。
ここで大切なのは「現実を受け入れること」です。
実際に評価されているのは事実です。
少なくとも売れているのは間違いありません。
頑固な心を持っているなら、素直な心になることです。
なかなか抵抗感が拭えないなら、騙されたと思って読んでみてください。
ベストセラーは「売れているだけの理由」があります。
「人の心を動かす何か」があるはずです。
「旬のコンテンツ」もたっぷり詰まっているでしょう。
鋭い見識が得られたり役立つ内容で楽しめたりできる可能性が高い。
そのベストセラー作家は、知恵を絞り、多大な労力を割いて、作品を世に送り出しています。
素直にベストセラーを読めば「たしかに売れているだけのことはある!」と首肯するはずです。
実際に売れている現実を受け入れ、ベストセラーにもベストセラー作家にも称賛の念を持つことです。
ベストセラーに拍手を送りましょう。
ベストセラー作家に敬意を払いましょう。
ベストセラー・ベストセラー作家を肯定して受け入れる人は、ぐいぐい成長できます。