仏像の前に立つと、多くの人が目をつぶり、手を合わせて拝みます。
おさい銭を投げたり「南無阿弥陀仏」と唱えたりする人もいますね。
その一方で、一番大切な仏像の顔をあまり見ていません。
見るとしても一瞬ちらっと見る程度。
仏像の前に立つと、目をつぶって拝むばかりで、顔を見るのがおろそかになっています。
もちろん手を合わせて拝むことも大切ですが、たまには仏像の顔をじっくり眺めてください。
どの仏像も優しくて穏やかな表情をしています。
柔和な表情とはまさにこのこと。
目に焼き付けるかのように見つめてみましょう。
するとどうでしょう。
どんどん気持ちが落ち着いていき、リラックスできるでしょう。
心の雲が消えていき、すがすがしい気持ちになっていくでしょう。
気が立っていても、心がすうっと穏やかになるはずです。
感情の波が落ち着き、明鏡止水の心になります。
仏様の心があなたに届いたからです。
仏像の顔を見れば見るほど、仏様の心があなたに届き、心が清められていきます。
心を清らかにしたいときは、仏像の顔を見るのが一番です。