できるビジネスマンになるポイントの1つは「素早い返事」です。
コミュニケーションで素早い返事を心がけると、相手は「おやっ」と驚くでしょう。
頭の回転が速いアピールとなり、とんとん拍子に話が進んでいくでしょう。
上司からの質問にさっと回答できると、うならせることができるでしょう。
素早い返事は、熱意の表現にもなります。
素早い返事ができる人は一目置かれ、出世の可能性が高くなります。
さて、こういう話をすると極端に受け止める人がいます。
「とにかく少しでも素早いほうがいい」と考え、相手が言い終える前に返事をする人がいます。
つまり、相手の言葉にかぶせて返事をすることになります。
これは違うのです。
素早い返事とはいえ、相手が言い終える前に話すのは失礼です。
相手はむっとして、いい顔をしないでしょう。
素早い返事を心がけているのに、評価が上がるどころか下がってしまい、逆効果となるでしょう。
コミュニケーションのすれ違いが起こり、人間関係にひびを入れる可能性もゼロではありません。
相手の言葉にかぶせて話すのは悪印象です。
「こんなに素早く返事しているのに、なぜなかなか評価されないだろう?」と悩みを抱えることになるはずです。
特に頭の回転が速い人ほど起こりやすいため注意が必要です。
少しでも言葉がかぶっていると、失礼な印象になります。
相手が言い終えてから返事をすれば、スマートな印象になります。
それはわずか1秒の違いかもしれませんが、その1秒で印象は正反対です。
素早い返事を心がけるなら、相手が言い終えてから話し始めましょう。
せっかちな性格であろうと、感情的になっていようと、しっかり心がけたいポイントです。
これはビジネスに限らず、プライベートでも同じです。
家族や友人との会話であっても、相手が言い終えてから返事を心がけることです。
相手が言い終えさえすれば、ゼロ秒の返事でかまいません。
素早い返事を心がけるのは大いに結構ですが、失礼になるほどやりすぎないことです。
「相手が言い終えてから」というポイントだけは守りましょう。