ないものを見る癖をやめてください。
元気を奪う悪い癖だからです。
「お金がない」
「友人がいない」
「能力がない」
「特技がない」
「何も実績がない」
「資格を持っていない」
ないものばかり見ていれば、だんだん暗い気持ちになるのも当然です。
「なんて自分は恵まれていないのだろう」と感じてきて、情けない気持ちになってきます。
自己肯定感が下がり、自分に自信が持てなくなります。
人生の希望が失われ、絶望を感じることになるのです。
人間は不完全な生き物です。
すべてを完璧に持ち合わせている人は1人もいません。
人は、神ではありません。
そのため、ないものを探せば、誰でも必ず見つかります。
ないものを探す癖があるかぎり、元気を出すのは難しい。
ネガティブ思考がエスカレートして、どんどん暗い気持ちになっていき、何もかも嫌になってきます。
ないものを見る癖をやめてください。
あるものを見る癖をつけるのです。
あるものを見る癖を身につけることは、ポジティブ習慣です。
たとえば、友人が少ない人がいるとします。
友人が少なくても、1人いればいいのです。
「たくさんの友人はいない」と考えるより「大切な友人が1人いる」と考えることです。
忙しくて時間に追われている人がいるとします。
自由な時間がないように思えても、ゼロではないはずです。
3分でいいのです。
「自由な時間がない」と悲観するより「3分だけど、自由な時間があるよね」と楽観したほうが元気が出ます。
忘れがちなのは「個性の存在」です。
あなたには、何らかの個性があるでしょう。
個性があれば「私には自分らしさがある」と言えます。
個性は、ユニークであればあるほど貴重です。
ないものを見るのではなく、あるものを見てください。
ないものを見る癖がついているなら、あるものを見る癖をつけることもできるはずです。
見る対象を変えるだけです。
ないものを探す時間があるなら、あるものを探す時間に使いましょう。
少し大げさでもいいので、明るく考えることが大切です。
見方や考え方を工夫して、あるものを探し出してください。
「必ずある」と信じて見つけることが大切です。
あるものや持っているものに注意を向け、素直に喜んで感謝してください。
だんだん自分に自信が出てきます。
何もないように思っていても、そう感じるだけです。
しっかり探せば、あるものがたくさん見つかります。