余裕のある人になりたいなら、ある癖をやめましょう。
それは「詰め込む癖」です。
詰め込む癖は悪い癖です。
「詰め込む」ということは、無駄がなくて合理的かつ効率的に感じるかもしれませんが、誤解です。
「詰め込む」ということは「余裕をなくす」ということです。
一見すると理想的に思えますが、余裕という点で言えば最悪です。
突然ですが、自分の部屋のクローゼットを開けてください。
その場にいなければ、思い出すだけでもかまいません。
クローゼットの中が、ぎゅうぎゅうになっていないでしょうか。
隙間がなく詰め込まれている様子は、無駄がなく素晴らしく思えますが、注意が必要です。
それは、余裕のない状態です。
隙間がないと、出し入れのときに大変です。
摩擦が生じて、服の劣化も早くなります。
少しでもたくさん収納しようとすると、ぎゅうぎゅうに詰め込みがちです。
人によっては、100パーセントで満足できず、110パーセント・120パーセントの状態になっていることもあるでしょう。
これはよくありません。
すでに限界を超えている状態です。
収納そのものを痛めてしまう可能性もあります。
余裕を作りたいなら、100パーセントの収納はやめることです。
詰め込む癖をやめるということです。
収納を普段100パーセントで設定している人は、考え方を改めましょう。
余裕がないから、100パーセントに詰め込むのではありません。
100パーセントに詰め込んでいるから、余裕がなくなるのです。
100パーセントの状態は避け、隙間を作るようにしてください。
「余白を作る」と言い換えてもいいでしょう。
余裕のある人になるためには、詰め込む癖をやめることが必要不可欠です。
隙間は、いくら作ればいいのでしょうか。
目安は「20パーセント」です。
20パーセントは、隙間を作るようにしましょう。
この考え方は、クローゼットに限りません。
本棚・食器棚、冷蔵庫、冷凍庫、机の引き出しなど、収納に関することは全般に言えます。
収納は、80パーセントが上限と考えるのが正解です。
80パーセントを超えることがあったとしても、一時的にとどめておくことです。
20パーセントの余裕があれば、いざというときに役立ちます。
物を入れたり取り出しやすくなったりします。