執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

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本人がごみだと気づいていないごみがある。

本人がごみだと気づいていないごみがある。 | 物を持たない30のシンプル生活

ごみを出すことを、単純な話だと思っていませんか。

実は、結構奥の深い話です。

私たちの生活の中でいらなくなったものは、ごみ箱に捨てますよね。

空箱を捨てたり消しゴムのかすを捨てたりと、いらなくなったごみはごみ箱に捨てます。

当たり前の話であり、当然のことです。

しかし、大切なことは、本人がごみだとは気づいていないごみが、生活の中には数多く存在することです。

たとえば、1年間一度も着なかった服です。

1年も着なかっただけあり、新品のようにきれいな服です。

しかし、これはれっきとしたごみの1つなのです。

服は着るために存在し、着ることを前提として買います。

しかし、買ってから自分の趣味に合わなかったり、派手すぎて着る機会がなかったりなどと一度も着なかった服があります。

衝動買いは、典型的な例です。

1年も経っているのにまだ一度も着ていないのは、つまり「いらない」ということです。

必要ではなかった。

使いもしないものを部屋の中に置いていることは、ごみをずっと出さずにほったらかしにしていることに当たるのです。

そのうえ、怖いのが、本人がその服をごみだと気づいていない点です。

きれいな服で「いつか着るかもしれない」という気持ちを引きずり、ずっと置きっぱなしにしています。

1年の間に一度も着なかった服は、必要がないから着なかったのです。

あえてインテリアや飾りとして置いていれば別の話ですが、そうでなければまさに「きれいな姿をしたごみ」です。

こんな大切なことをほとんどの人が見落としているのです。

ごみは汚いからごみというのではありません。

いらない物だからごみというのです。

人間は美しいものは捨てずに取っておこうという気持ちがあり、思うように捨てられずにいます。

しかし、いらない物を捨てないと邪魔になってしまうだけです。

いらない服は捨てていかないと、必要で使われている服たちにとって場所を取ってしまうだけの邪魔者になってしまうのです。

あなたは1年間着なかった服がありますか。

「あるけど、いつか着るかもしれない」

「捨てるのがもったいない」

「これ結構高かったから、捨てられない」

いろいろな言い訳が飛んできそうですね。

しかし、1年間着なかった服は、どんどん捨ててください。

どんな言い訳をしようと、この1年間で全然着なかったということは「いらない」ということだったのです。

「いらない物を捨てる」というのが、本来のごみ掃除ということなのです。

物を持たないシンプル生活(2)
  • 1年間着なかった服を捨ててしまう。
「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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